カート
カートが空です
オートバイが転倒する事を前提とした乗り物である以上、マシンにディフェンス機能を装備したいという流れを止めることはできないのでしょう。 当初、レース専用アイテムであったスライダーパッドはストリートへと飛び出し、今やドレスアップ・パーツとしての一面をしたがえ、完全にカスタムパーツの定番としての地位を得たように感じます。 かつてはエンジンガードと呼ばれた鉄パイプ製のいかつい防護部品はまるで教習車両のようだと懸念され、スタイリッシュなON-ROADスポーツモデルオーナー達から絶対的支持を得られず、今一歩、垢抜けた存在となれませんでした。 対して、スライダーパッドはそのコンパクトさや、造りの質から、ひとつのカスタムパーツとして広く受け入れられ、今ではマシンを個性的に演出するアイテムの1つとしての確立を果たしたのです。 しかしながら本来、スライダーパッドはプロテクターパーツなはずです。 いかにその姿、形が好みに合おうが合うまいが、むしろパーツ本来が持っていたコンセプトはその防護機能性にのみ価値があるはずです。 転倒時に受けるマシンの破損を大きく半減させるプロテクター “リダクション”。 フレーム、エンジンといった入手困難な部位はもちろん、高価高額な装着レーシングパーツにおけるスライディングダメージを最小限に防ぐリダクションは転倒後の再走行性にも貢献しています。 パッド先端部をより強いテーバー形状とする事で初期の第一衝撃時にはパッドが早く削れ、徐々にテーバー大径部位でスライディングスピードを吸収していく効果的な形状が特徴です。
フィルター